帰る場所

日常

やっとお盆休みが明けましたよね。

海外だの帰省だのそんなものがない我が家ですがお盆は忙しいです。

集まる親戚ももはやほぼいませんし家族だけ…
しかも息子家族ぐらいしか家には来ませんが昔からの風習なるものがありお供えをしてながーいお経があり

お盆の入りの日。
ゴミ出しに外に出るとご近所のおばちゃんと挨拶の時に

わたし
わたし

お盆はお墓参りにいかれるんですよね

ご近所のおばちゃん
ご近所のおばちゃん

お墓が遠いからいかへんねん~

わたし
わたし

遠いとそうなりますよねぇ



でも…
お供えをしたりお仏壇に手を合わせたりそんなことがあるはずだと思い

わたし
わたし

お供えの果物も高くてびっくりしました

ご近所のおばちゃん
ご近所のおばちゃん

そやろ~リンゴ1個が¥500って

ですよねですよね。

おまんじゅうも高くなってるしお酒も倍の金額に…
お供えしたい気持ちは山々ですが買うことが出来ない…

するとご近所のおばちゃんは

ご近所のおばちゃん
ご近所のおばちゃん

ご先祖さんかてわかってくれてはる

気持ちでいいねん気持ちで…

そうは言っても家に帰ってくるご先祖様。

お迎えだけはしてあげないと帰る場所がない。

今年もご先祖様が帰ってきはる…

て 言うか

わたし
わたし

家のお仏壇にもいてはるのに

ご先祖様がおられるであろうお墓にもお供えをして多分お供えを食べてくれてはる。

そして家で迎え火を焚きご先祖様が迷わないようにここですよ~って目印の煙を焚く…

わたし
わたし

ご先祖様って忙しいですよね

ご近所のおばちゃん
ご近所のおばちゃん

ほんまやな

家にもおられてお墓にもおられる。
そしてお盆は空から帰ってくる…


なんだか納得出来ないお話ですが昔からしていることなのでウダウダ言わずにお迎えをする準備を始めました。

ボンとうーちゃん

お盆の入りの前の日。

前から約束をしていた息子ボンと孫のうーちゃんが二人で来ることになりました。
お嫁さんは仕事があるので二人で実家に~と提案をしてくれて来るのが午前中なので

わたし
わたし

今日はたっぷりうーちゃんを抱っこ出来る♡

そんな甘い考えで朝からボンとうーちゃんのご飯の支度に精を出していたわたしでした。

最近新メニューに追加した里芋の唐揚げとボンの好物のマーボーナス。
そしてこれまた好物の鶏のタタキを準備して…

里芋は前の日から仕込んでおきました。

冷凍里芋をお水を入れたタッパーで10分レンジでチンをして作っておいたタレに里芋が熱いうちに漬け込んでおくのです。


しっかり味を染み込ませたらもう成功です。
後は片栗粉をまぶして揚げるだけ~
お酒のアテにぴったりのこのメニューですがさてボンからいくつの点数が出るのかが楽しみでした。

それとマーボーナス。

うーちゃんにはなんきんの煮物…
これ大阪ではなんきんと言いますが標準語ではカボチャと言うみたいですね。


そしてミートボールに鉄板のおうどん。
くたくたに炊いて赤ちゃん用にして…

こんなメニューの準備をして二人が到着するのを待っていました。

抱っこされてリビングに入ってきたうーちゃんを奪い取ってうーちゃんうーちゃんうーちゃん…♡

すると早速。
お腹が空いたとボンが言い出しご飯の準備をしてテーブルに並べて…

まだお腹が空いてなさそうなうーちゃんは狭いリビングをウロウロしながら遊んでくれていました。


ホントにここまでは微笑ましい一時でボンの好物を食べさせてあげれた~
ふつーの家のふつーのご飯ですが実家に帰ってきた時ぐらいオカン飯を食べさせることが出来てうれ…

し…

い…

と思っていたんですね。


さて。
ここから戦争が始まるなんて思っていませんでした。

ボンとうーちゃんはほんの少しだけ戯れた後に

ボン
ボン

ちょい寝てくるわ

布団が敷いてあるのでわたしの部屋に去っていったボン。


わたし
わたし

さ~うーちゃんもそろそろご飯にしよか

ご飯を温めたりなんきんをお皿に入れたり準備してると2階から降りてきたボンさん。

ボンさん
ボンさん

うーちゃん来てたんかっっ

まずは恒例のたっぷり抱っこをして

幸せ絶頂なボンさんに

わたし
わたし

うーちゃん今からご飯やで

ボンさん
ボンさん

おとーさんに任せろ

無理無理無理。
絶対に無理。

ボンさん
ボンさん

おとーさんちゃんと食べさせれるっちゅーねん

わたし
わたし

ほ~

ならやってもらおうじゃねーか


よくボンさんが言う

おとーさんはうーちゃんと二人で旅行したい
うーちゃんとバーベキューに行きたい
うーちゃんと二人で過ごしたい


やれるんならやってみ

うーちゃんにご飯をあげれることが幸せMaxなボンさんは嬉しそうにご飯を目の前に置いてニコニコの笑顔でした。

最近のうーちゃんはスプーンやフォークを使ってご飯を食べる練習をしています。

上手に口に運んでいるので狂喜乱舞のばーばと違ってボンさんの叫び声が…

ボンさん
ボンさん

ぎゃーご飯粒がボロボロ落ちとる

んなもんあったりまえやろ

細切れにして器に入れているおうどんがテーブルにも手にも下にも落ちまくると

ボンさん
ボンさん

ぎゃーうどんがその辺中に落ちとる

手についとる…
コタツの下にうどんの細切れが…
うーちゃんの服にもうどんが…

ぎゃーぎゃーぎゃー

わたし
わたし

うるさいなアンタ

ボンさん
ボンさん

どないすんねんこれっっ

わたし
わたし

どーもせーへん

今はそんな時期やから手につこーが落ちてようが好きに食べさせたらいいねん


言ってる傍からうどんの細切れ一つづつ拾ってはティッシュに捨ててまた拾ってを繰り返すボンさん。

ベタベタな手を口を服を…

拭きまくるのを生暖かい目で見ながら

わたし
わたし

最後に全部したらいいのに

そうは言っても聞かないボンさん。

うーちゃんが自分で食べる練習をしてるんやからそうさせて?
合間にご飯とかおかずを口に入れたらいいねんでと繰り返し言っても一粒落ちたご飯を拾い手を拭くボンさんに呆れていると

ボンさん
ボンさん

おとーさんはもう無理っっ

無理ってアンタ…
二人で旅行に行きたいって言うてたやん…

ご飯も満足にあげられなくて何が旅行やねん。

赤ちゃんなんてお姑さんが言ってたやん。
汚くなったっていい。
食べさせることが一番大事って。

それでもボンさんは落ちたうどんを一つづつ拾ってぎゃーぎゃーぎゃー

疲れるわぁ…

そして

ボンさん
ボンさん

おとーさんは二階行って寝る

あっさりと白旗をあげてご飯を食べさせることに挫折をいたしました。

でもまだうーちゃんと関わりたいかのように二階にあがることはなくわたしが食べさせるのを待ってから

ボンさん
ボンさん

食後のバナナならおとーさんいけると思う

そんなことを言いながら簡単なバナナをあげて喜んでいたのです。

皮を剥いて口に持っていき時々お水を飲ませながらうーちゃんに何かお世話をしてあげた感じが嬉しかったんでしょう。
二階に寝に行くことはなくつぶやいた一言は…

ボンさん
ボンさん

女の人って偉いな…

ご飯を食べさせることが?

そのご飯を作ることも。
そのご飯のメニューを考えることも。
そのおかずの買い物に行くことも。

食の細かったボンにご飯を食べさせることがどれほど重労働だったかわかりもせずにたったの1回孫にご飯を食べさせることに満足したボンさんは


おとーさんうーちゃんと二人で旅行行ってもちゃんと出来るし~

わたし
わたし

はいはい 行ってきーや

赤ちゃんのお世話がどれだけ大変なのかちょっとはわかったかな?



その後。
うーちゃんをお昼寝させるのに必死なじーじとばーば。
ギャン泣きするうーちゃんをあっちに連れていきこっちに連れていきどう寝かせても寝ないうーちゃん。

わたしが寝ているお布団に連れていき横に寝かせてトントンすれば多分寝るやろな~
でもそのお布団にはボンが寝てる…

実家に遊びに来たボンは普段の激務で疲れてるんでしょう。
寝かせてやりたい。

実家に帰ってきたんだから…

お盆の草むしり

お盆の最終日。

予定を合わせていたボン家族とボンの友達のケンタにもお願いをして山の草むしりに行ってまいりました。

山に到着のうーちゃん。



かなりの雑草を想像していましたがほとんど草も生えてなくて

わたし
わたし

ラッキー♡


後で聞いたらボンさんの弟さんが数日前に草刈りに来てくださっていたようでお墓はまったく草が生えていませんでした。

それでもゴミを集めたり少し残っている雑草の根っこを抜いたりそして。
お花や果物やらをお供えして線香に火をつけました。

歩きまわるのを心配しつつそれでもうーちゃんに

わたし
わたし

ここがひぃおじーちゃんのお墓やで

お手手合わそうな~

去年は初めまして~のご挨拶したお墓です。
年末にも年明けにもご挨拶をしにきたのでお墓にはご先祖様が眠っておられる~
そのうちにそんなことも理解出来るんかな…

ひぃひぃおばあちゃんの方のお墓にも


ちゃんとお手手を合わせてご先祖様に日頃の感謝をお伝えしました。

周りに聞くとお盆のお墓参りも行かない人が増えているみたいですね。
わたし達の年齢の人達も行かないと聞いてちょっとびっくりしました。

年に何回あるんでしょう。
年明け 春のお彼岸 お盆 秋のお彼岸 そして年末と数えても5回です。
我が家のお墓の周りを見てみると…

枯れ果てたお花が刺さってるお墓やら雑草で隠れてるお墓。

きっと誰も来てないんやろな…
そう思うとたったの5回ぐらいご先祖様の元に来て手を合わせることぐらいしたらいいのに。
そう思うのはわたしだけなのかもしれませんが来る理由は

感謝

それ以外浮かびません。

後一つあるとすれば家族を見守ってください。
ケガなく事故なく病気などしませんようにって…。

そしてお墓参りとタイトルにして家族が集まれる機会を作ってくださってる。
わたしはそう思うのです。

この日の空は

少し曇り空でしたがきちんとお墓参りに来れて良かったなぁと思いました。

ソコがあることに感謝

草むしりとお墓参りが終わり全員でお昼ご飯にラーメンを食べにいきました。

草がぼーぼーで大変だろうなぁと想像していたのでボンの親友にお願いをして来てもらっていましたがあっさりと終わり良かった良かったと笑いながらそれぞれ好きなラーメンを注文して和気あいあいと…

ふとした雑談の中で出てきた話。

ボンの親友ケンタは数年一人暮らしをしていて今年の新年早々事情があって実家に戻ってきたのです。

ボンもそのケンタの一人暮らしのマンションに居候をさせてもらったりホントに迷惑をかけました。
専門学校が近い為ケンタのマンションから通うこと数か月。

わたし
わたし

あの時はごめんやで~

実家から巣立つ日にもケンタの車に荷物を乗せて笑顔で旅立っていきました。

何度かしている引っ越しもすべてケンタに助けてもらって行うことが出来ました。
ホントに感謝です。

一人暮らしを満喫していたのに実家に帰る…
急な話でドタバタしたんだろうな~と想像して



わたし
わたし

実家どうなん

するとケンタは

ケンタ
ケンタ

ホント感謝です

わたし
わたし

感謝?

有難いな~と思いました。


そう言うケンタに何が有難いのん?
そう聞くと

ケンタ
ケンタ

帰れる場所があるってことに

うんうんホンマに…
帰れる場所があるってことは幸せなことで。
そしてご両親も暖かく迎えてくれてる。

うちと同じく一人っ子のケンタ。
きっとご両親も息子が帰ってくれた~と喜んでいることでしょうね。

みんなでご飯を食べれる喜びやたわいもない話をしたりおはよ~おやすみ~の挨拶が出来ることもきっと幸せなことで。

ケンタはしみじみ

ホントに感謝の気持ちが生まれました。
帰れる場所があるって良かったなぁと…

一人暮らしで色々な経験をした後で実家に帰りそこで生まれた感謝の気持ち。
ケンタの一人暮らしはきっと良い経験になったんだろうな~と思いました。


帰れる場所があることに感謝…
ケンタのこの先はご両親に感謝をしてやっていくんだろうな…
この時の雑談はすごく嬉しい気持ちにさせてくれるものでした。

さて。
我が家に数日滞在してくださっていたご先祖様をお見送りしなくてはなりません。

送り火を焚いて空を見上げてまた来年も帰ってきてくださいねとお祈りをしつつ

ご先祖様って家にもいるし
お墓にもいるし
空にもいるし…

ホンマは一体どこにいてはるんやろ…

疑問のままお盆が終わりました。


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