甲子園に行く

ボン

オリンピックが熱い毎日になってますね。
連日金メダルが出て皆さんの頑張りがこちらにも伝わってきています。

始まる前から男子バレーを楽しみにしてたので実際の試合を見たら
もうすごいなぁと感動しまくりでした。
そして何時でしたか夜勤中に試合をしててもう仕事そっちのけで見てたら利用者さんが

利用者さん
利用者さん

バレーボール好きなんか?

ん~
あんなに高くジャンプしてバシって決めるあの瞬間。
すごいすごいとしか言いようがない。
きゃーきゃーと騒いでると

利用者さん
利用者さん

ワシはプロ野球の方が好きやけどな~

プロ野球って…
4年に1度のお祭りやってる最中なのに…プロ野球🙄
でもプロ野球が見たそうにしておられるのでチャンネルを返してお話していると

利用者さん
利用者さん

これでも昔野球しとったんや

わたし
わたし

へぇ~スポーツマンやったんや

昔を思い出して懐かしい気持ちになっている利用者さん
どんなスポーツでも頑張って来た想いって残っているんでしょうね。

息子の高校球児時代

うちの息子は小学校中学そして高校と大学も野球をしていました。

小学生の時にリトルリーグに入りたい入りたいと切望していましたが
夫婦それぞれが土日が休めず諦めてもらったことがあります。
中学に入れば野球出来るで~と説得をして念願の中学生になりました。

田舎の小さな学校の野球部なので部活自体はそれほど熱心ではありませんでした。
それでも嬉しそうに毎日練習に行く息子。
わたしは教育ママゴンだったので

わたし
わたし

テストの成績落ちたら部活辞めさせるで~

と、今思えばなんてひどいことを言い続けてきたんでしょう。

練習でヘロヘロになってそして帰宅したらすぐ塾に….
かなり忙しい日々を過ごさせてきたと思います。

そして高校でも野球部に入りました。

息子の通った高校はいわゆる学力のあまり高くない子供を入学させて
お尻を叩きまくって有名大学に入れる進学校でした。
ちなみに選んだのは本人ですよ~(言い訳)

進学校なので勉強が主体です。
何を置いても成績がいいと先生からも可愛がられる…
飾りだけ部活はありますが学校自体が部活を推奨していませんでした。

親としては勉強勉強とガンガンさせてくれるので

わたし
わたし

いい学校にはいったわ~

とほくそえんでいました。

恐怖の朝テスト


最近の学校ではよく聞きますが毎朝小テストをさせることが多いそうですね。
息子が通った高校はその小テストが1日の全てが決まる重要なテストでした。
問題は多くなくても合格点に届かないと居残りに…
そして余計な課題も出て朝の小テストに1回落ちると課題+翌日の小テストの為の勉強で子供たちは夜中まで起きてやらないといけなかったそうです。

そうですと言うのはわたしは寝るのが早いので息子が遅くまで勉強してたとか見ていませんでした。

息子にとって重大なことはその朝の小テストに落ちると部活に出るのが禁止になるのでなにがなんでも小テストに受かることが1日を左右する重要なことでした。

朝、小テストに落ちる→課題&翌日の小テストの勉強→また翌日も落ちる→課題が2倍と翌日の小テストの勉強→また落ちると課題が3倍に。
これを息子は

負のスパイラル

と呼んで何がなんでも朝の小テストに落ちないように必死だったそうです。

脱落者もたくさんいて野球が好きでも小テストに受からないから部活に出れない…
もう野球辞めると言って部員も少なくなってきました。

寂しい想いをしながら生き残った息子。

勉強と部活を両立させながら高校球児の夏の大会が近づいてきました。

失礼ながら弱小チームでした。
練習試合に勝ったのを見たのは2回だけです。
部員も少なくなり大学受験も控えてて学校や担任は早く受験に取り掛かれーと
毎日せっついていました。

わたしとしては受験よりも野球を全うさせてやりたい。
泥だらけの姿を見ていると今しかない。


今は勉強よりも野球に打ち込んで2度とこない夏を後悔しない為にも野球に全力をいれさせようと思いました。

そんな日々の中でのある日。
大学の志望校を決める三者面談がありました。

息子には中学から行きたい大学がありそのために勉強を頑張っていましたが
その大学は将来したい仕事の為の大学なのでそう偏差値は高いとこではありませんでした。
夢をかなえさせてやりたい…そう思ってずっと背中を押し続けてきましたが
夏の大会も近づいたその三者面談の日。

担任
担任

おまえは何時になったら部活やめんねん

ボン
ボン

夏大近いのに今辞めるとかありえません

わたし
わたし

偏差値足りてるのに部活を辞めろと?

でも担任の先生は聞く耳を持ちません。

担任
担任

一刻も早く部活を辞めて勉強しなさい

野球とか…
部活とか…
人生に意味はありませんよお母さん

そう言った担任に息子が

ボン
ボン

俺、甲子園に行くんです!!

こ、こ、甲子園….

甲子園に行くような球児はお茶碗1杯以上食べれるやん…..

ボン
ボン

最近たまーに2杯食べてるし

わたし
わたし

そんなん見たことないし

ボン
ボン

食べてるねん!!

担任
担任

ご飯の量のことはどうでもいいから勉強を….

息子の夏の大会は一回戦で負けましたが
ホントに頑張ったあの夏。
京セラドームでの行進の写真はわたしの大事な宝物となっています。

甲子園には行けませんでしたが
中学の時に決めた将来の進路に今はついて夢を叶えました😊

今年も頑張っている球児のみなさん
どうか最後の夏を一生の思い出になるように頑張って欲しいです。

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