日記帳は花柄ですか?

仕事

ここのところ出勤すると職場がざわついています。
そして朝出勤してくるお姉様達のメンバーを見ると


わたし
わたし

あ~また始まるなぁ

うんざりしながらそれでも話しかけられると返事をしないわけにもいかず



そうなんですか~
へ~
そうなんですか~

と 当たらず触らずの返事をして揉め事の回避をしています。



ざわついている原因と言いますのは女子ではよくある話で価値観の違いと言いますか
自分が思ってることのそれぞれの違いですね。


それとグレーを見て黒く感じるか白く見えるかそれは人によって違い自分の主張を変えない。
それを人に押し付ける。
そう思わない人がいたらそれは全て悪みたいに受け取ってしまうことなんですよね。

ホントに女子は年取っててもいつまでも女子なんだなぁと思います。


職場と言うものはそうじゃなく長の言うことに全て従う。
と、わたしは思っているのでそれが間違っていたとしても上の人間が言うことに従う。

違うと思う事は感情的にならずに淡々と言ってみる。
それが採用されるかどうかはわかりませんが自分の価値観で言うのではなく職場全体としての目線でこう思うのですが~と言うとスムーズに変わる場合もあるかと思います。

だけど。
それが出来ない年齢?性格?
違うかもしれませんがもうある程度の年になってくると自分の立場も考えずに上の立場の人の言うことなど聞かずに


おばちゃん
おばちゃん

この方がいいねん

と指示されたことも聞かずに自分のやり方をそのまま通してしまうのです。

責任は長にありおばちゃん達が勝手にしてしまうことの尻ぬぐいをしなければならないことも多々発生しています。

分裂

長年お姉様達はうちの施設で働いておられます。
お姉様と言っていますが実際はおばあちゃんです。

わたしが入ったころは一枚岩のように結束が固いのかと思ってました。
それが最近わたし相手にもそれぞれの悪口を言い出し始めたのです。

かなり険悪になってきて言い合いもしばしば発生するようになりました。

82歳のハラダさんは定年まで何かの正社員をしておられそれからあれこれパートに行ってるうちに今の施設に介護初体験で入ってこられたそうです。その時すでに72歳。

10年おられると計算になりますがまともな介護もしないうちの施設にいくら10年いたとしても他所では通用しないことを平気でしてしまいます。

最近こんなことがありました。
食事の時間は決まっていますがお声をかけに行ってもいらん!と拒否する利用者さんがおられます。
気分によるものなので体調が悪いわけではなくきっと眠いんでしょうね。
3度ほど声をかけに行っても拒否されるのでその夕ご飯は残ってしまいます。

その食事をハラダさんが



ハラダさん
ハラダさん

いらん言うねんから捨てたらいいねん

時間通りに食べにこないねんから取っておいて後で食べさせるとかクセになるからあかん。
そう言っていた時にたまたまナースさんが来ておられそれを聞いた時に

ナースさん
ナースさん

そんなこと言わんと後でお腹空くから食べさせたって

ハラダさん
ハラダさん

あかん クセになる

ナースさん
ナースさん

栄養足りてないねんから

これ….
ナースさんからの指令なのでヘルパーは言われた通りにしなくてはなりません。
想いはあっても指示なんですよね。

わたしはと言うと本音で言うとクセになる…の方に1票ですが夜勤者から言うとご飯を食べてないとお腹が空いて何度も何度も起きて食堂に来る行為をしてしまうのでお腹を膨らませておきたい。

頭で理解出来る利用者さんならこないならもう明日の朝までご飯はないで~と言う言葉はわかるでしょうが認知症を患っている利用者さんはそれが理解出来ません。

食べたことも忘れて食べてない―が通常なので本能としてお腹が空いたら夜中中食堂と居室をいったりきたりしてしまいます。そうなると夜勤者からの立場で言うと出来るだけ夜は寝ていて欲しい…

どちらの言うことも気持ちはわかりますがどっちにしてもナースさんからの指令です。
言うことを聞かなくてはなりません。それがうちの職場のお姉様達はナースさんからの指令とか一切聞かずにあげく言い合いが始まってしまうのです。

ナースさんからの指令だけではありません。
ヘルパー同士でも価値観がそれぞれ違います。

オムツ交換などに使用しているタオルがあります。業者さんからまとめて借りているものですが乾いたタオルを濡らしてホットボックスに入れて使用します。そのタオルの乾いたものを台所でフキンとして使うお姉様。
いくら業者さんが消毒していても何度も💩とかに使ったそのタオルをフキンで使うとかありえへんと感じるお姉様と業者さんが消毒してるねんからキレイやろ…と平気でそれを食器を拭いたりするお姉様。

わたしはそのタオルを使うことに抵抗があるので自前のタオルを2枚持って出勤しています。
台所での水仕事の際に自分のタオルでシンクなどを拭いたり濡れたものを拭いたりしているとあるお姉様の場合は



お姉様1
お姉様1

家から持ってきたタオルとか衛生的によくないやろ

そのお姉様は清拭タオルを使いーや。何故なら業者さんが消毒してるから。

でも….


💩を何度も拭いたタオルです。


あるお姉様は




お姉様2
お姉様2

業者が消毒してても💩で使ったタオルやで キモい

だからアンタの家から持ってきたタオルでかまへんで。


これ…
どっちが正解なんでしょうね。


自分の価値観でほぼ動いていますが最終決定権は長にあります。
サ責(職場の責任者)は男性なのでタオルであろうが清拭タオルであろうが興味もなく





サ責
サ責

どっちでもいいんちゃうか

こうなってしまうので大体一番古いお姉様の意見が通っていたのですが最近2番手のハラダさんが

ハラダさん
ハラダさん

うちが決めるっっ

と今までの慣例を変えようとしておりそれで職場の中が分裂しそうになっているんですね。
それぞれの意見に参加するお姉様達で職場に派閥が出来てしまいました。






利用者さんよりも自分都合

ホントに難しい価値観の違い。

長年専業主婦で家庭の中にいた人と定年まで人の中にいて会社での立場を理解している人。
人との連携プレーや責任ある立場などしてこられた経験でそれぞれの想いは変わってくると思います。

介護とは対人間なので定規のように決められたことがスムーズにいきません。
その日その日の行動は必ずちょっとどこか違ったりアクシデントも多々発生する仕事です。

それを個人の想いで動こうとすると意見の違いで揉め事が発生してしまうんですよね。


7時45分に出勤してこられるオオタさんが到着してすぐに





オオタさん
オオタさん

きのーな。これこれこう言うことあってん

派閥の人数が少ないので夜勤のわたし相手にも同意を求めているのでしょう。
到着して始まる昨日の愚痴。


オオタさん
オオタさん

ありえへんやろ~どう思う?

わたし
わたし

そうですねぇ…

オオタさん
オオタさん

お茶の作り置きがなんちゃらかんちゃら

わたし
わたし

そんなことがあったんですか

オオタさん
オオタさん

そうやん うちはもうびっくりしたわ

腹が立ちすぎて寝られへんかった。
夜中に起きて日記にたくさん書いてた。




わたし
わたし

日記?

オオタさん
オオタさん

そうや 日記に悪口たくさん書いたらスッとした

わたし
わたし

日記にたくさん….

オオタさん。
日記にたくさんって仕事中にでも言いたいこと散々言ってるように見えますが….




オオタさん
オオタさん

あんなん半分も言うてへん

わたし
わたし

十分言ってる風に見えますが…

オオタさんは長年企業の経理をしてこられ社会の仕組みの中におられたので職場と言うものは人と人の中で動くもの…を少なからずご理解されています。

わたしなどちゃんとした会社で働いたことがないのでオオタさんがよく言われることにも非常に勉強になったりもします。


一番オオタさんがわたしよりの気持ちに近いかなぁと連日の揉め事にもそうなんですねそうなんですねと同意?をしていますがなんと言っても夜勤なので昼間の業務での関わりがありません。


毎日日記にその日の愚痴を書く….
それは恐ろしいものを感じました。


そしてさらに言うことは



オオタさん
オオタさん

この日記帳な 辞める時に


全部コピーしてチラシにして配るねん




わたし
わたし

チラシにして配る….

愚痴を日記に書いてることにもびっくりでしたがチラシにして配る….
どんだけの執念やねん。
オオタさんの怒りの矛先を変えようと




わたし
わたし

日記帳の柄は花柄ですか~?


とふざけて言おうかと思いましたが恐ろしいのでやめておきました。



そんなある日。
8時ちょうどに出勤をするハラダさんが到着してすぐに





ハラダさん
ハラダさん

きのーのこと聞いてーや

わたし
わたし

どうされたんですか?

オオタさんな~
フジタさんの食介嫌や言うねん。


食介とはお食事をこちらで食べさせてあげる行為、介護ですがそれを嫌だと言う?


ハラダさん
ハラダさん

スプーンで口に運ぶやろ?

わたし
わたし

はい そうですね

ハラダさん
ハラダさん

あの口の開け方がキモいって言うねん

は?

口の開け方がキモい….?


口の開け方にキモいも気持ちいいもあるんか….


意味わからずポカーンとしてるわたしにハラダさんが




ハラダさん
ハラダさん

オオタさんはな

自分が嫌だと思う仕事をせーへんねん

わたし
わたし

嫌な仕事をしない…..


結構まともな意見を言っておられると思っていたオオタさんですが嫌だと感じる仕事をしない。

ほんまかいな

と一瞬言いそうになりましたが勿論そんなことを言えるはずもなく




わたし
わたし

そうでしたかぁ….

おっとここでハラダさんの言われることを100%信じてはいけません。
湾曲されていたり話の前後も必ずあるからです。

ただハラダさんの苛立った気持ちには寄り添わなくてはいけないので少し話を転換して


わたし
わたし

ハラダさんいつもちゃんとしてくださってますもんね

とハラダさんがきちんと仕事をしてくださっていることに労いの言葉を言いつつオオタさんの愚痴を回避しようとすると



ハラダさん
ハラダさん

その後オオタさんと言い合いになってん

言い合いに….
大阪人。おばあちゃん同士の言い合いを想像してみてください。


あー怖



親しみを込めてお姉様とかおばちゃんとかの表現をしていますが





ババア達ここは職場やろ

慌てて明日のシフト表を見るとオオタさんがご出勤されるみたいです。
言い合いをしたとなるとオオタさんは…..

9時からの出勤なのに毎回7時45分にこられていますが多分明日は日記に書き足りない分。
明日の朝は多分



7時半には到着すると想像してしまいました。


長年一緒に働いてこられた仲間です。
自分の意見も言いつつ周りにも合わせてそして仕事とは一体なんなのかをみんなで話し合ってよりよい環境になればいいなぁと願っています。


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