ボン

秋には一緒に住むと言っていた息子がなんだかんだあり
きちんと入籍をすることになりました。
そして我が家から引っ越しをしました。

元々マミちゃんのご両親にも一緒に住むと決めてご挨拶に伺った時に
将来を見据えて~との話をしていたのですがあれこれタイミングもあり
入籍&引っ越しでとうとう一家の主となりました。



話を聞いた時に

わたし
わたし

良かったやーん おめでとう


わたしと息子は結構仲がいい方だと思います。
ふつー男の子は親にあれこれ話さないと聞いていますが
昔からその日にあったことを話す子なので今回もへーそうなんやって感じで
聞いていました。

反対もなにもありませんし自分でそう決めたのならそれでいいんちゃう?

ちょっと緊張気味?興奮気味?
まずはオカンにっとその気持ちが凄く嬉しかったです。

4月に急に実家に帰ってきてからの5か月間。
就職をしたので朝出て行って夕方に帰ってくる。
当たり前のような日常も2度とこないでしょう。
そんな幸せな日々も終わりになりました。

この5か月は神様がくれたプレゼントのようにボンと色々な話をしたり
または大人になった証のように成長を見せてもらいました。

ボンが結婚…
あんなこともあったなぁ
こんなこともあったなぁ

赤ちゃんの頃は…
小学校ではと昔を懐かしく思い出してみました。

一人っ子と言うことで他所よりも厳しくした部分もあります。
人様にはきちんとご挨拶しーや。

そして一人っ子と言うことで体調面では異常に過保護でした。
そしてそして….
色々子供時代を思い出しながら



あ~朝ご飯とかお弁当とか洗濯とか

わたし
わたし

解放されるうっふっふー


いやなんでもありません失礼しました。

子供が離れて住むと言うこと

世の親御さんが子供を遠くに送り出す…
例えば野球などで他府県に行かせることや
進学などで遠方に行かせる。

そんな姿が周りにありそれを聞くたびに他人事とは思えず
涙したことがありました。

中学生なんてまだまだ子供。
それなのに野球の強いチームに入れるために遠い県に送り出す親御さん。
わたしには考えられませんでした。
そして送り出す親御さんの精神力の強さ?にすごいなぁと….

ちゃんとご飯食べれるのかな。
下宿先で布団とか自分で敷けるのかな。
お腹痛くなった時に大人にそれを言えるのかななどなど
想像しただけで居たたまれなくなりわたしには絶対に無理だと思ってました。

実際高校で野球をしていた部員の数人が遠方に進学をした時に
お母さんたちは行く前にも行った後にも涙で暮れてました。

好きだったおかずを作っては泣けてくる。
これをわたしらが食べてるのにあの子は今何を食べてるんだろう…

子供を遠くに行かせる。
わたしには絶対に無理….

子離れ出来そうにないわたし。
そして節目にきちんと送り出せる親御さん。
自分は一体どうしてこんなに子離れ出来ないんだろうと
情けなく思ったりもしました。

親離れの夜

あれは中1のことです。
一緒に寝ていた部屋を成長していく息子と離れるために
子供部屋を整えたことがありました。

ベッドを買ってクローゼットを買って….
それを友人に言った時に

友人
友人

まだ一緒に寝てるん きもいわ~

わたし
わたし

そうかぁ~?

友人
友人

中1で母親と一緒に寝るとかきもすぎ


きもい?
息子を異性と見てる方がきもくない?


赤ちゃんからずっと一緒に寝ていて
中1だからと言って母親と寝ているのがきもいと言われてしまう。
子供が親を求めているのならいくつであっても受け止めるのが親なんちゃうん?

その言い合いをしながら
まさか高校生で母親と寝てるならともかく
中1なんてまだ子供。
いつか自分から離れていくときにすがらずに手を放すのが親じゃないのかと
わたしは思ってました。

そして中2になる新学年の日。
今日から離れて寝ような~と寝室をわけた夜。
わたしが寝ている布団に潜り込んできた息子。
10分ほど布団の中にいて


ボン
ボン

俺自分のベッドで寝る~

と子供部屋に行ってしまいました。
翌日もわたしの布団に入ってきて10分程一緒に寝ていると

ボン
ボン

あっちで寝る~

それが彼の親離れした夜になりました。

わたしはと言えばその2晩ずっと布団の中で泣きながら
向こうは順調に親離れしてる。
こっちも子離れしないとなぁと思いました。

次に大学。
周りに憧れて下宿がしたいと言い出しました。



わたし
わたし

あかんあかん。お金ない

そんな言い訳をしながら
下宿がしたいと言う言葉を阻止して4年間過ごしました。

次は専門学校への進学。

ボン
ボン

俺 一人暮らしするから

もう手放さないとダメだなぁ
ここで引き留めたらお互いにいいことないなぁと
専門学校に行くときが決まった時に決意をしました。

向こうはとっくに親離れしてる。
すがってるのはこっち。
ごめんな~情けないお母さんだけどきっと我慢してくれてたんだろうなと思い
一人暮らしを決めた息子を送りだすことにしました。

一人暮らしするまでの半年間。
毎日泣きながらご飯を作る日々。

赤ちゃん時代に返らないかなぁ。
もっと可愛がったら良かった。
勉強勉強ってうるさい親だった。
言うこと聞かないとヘアアイロンで追いかけまわしたとか思い出して….

友だちの車に荷物を積み込んで家を出る朝。


泣くだろうなと思っていたのに
いってらっしゃぁ~いと手を振るわたしは


ホントに晴れ晴れしながら


元気で頑張るんやで~


と笑って送りだしました。

あの日はとっても綺麗な青空でした。




そうやって1度送り出しているので
もう大丈夫です。
今回は入籍と言うおめでたい出発。

心から…
今までいてくれてありがとう。
わたしの子供でありがとう。
これからは自分の家族を作って幸せになってな~と。

お母さんはみんなこんな気持ちで子供を見送るんでしょうね。

どうか体にだけは気を付けて….




いってらっしゃい🖐








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