今日はちょっと汚いお話をしますのでご注意ください。
先頭に汚いお話と書くと想像つくと思いますが💩のお話です。
出勤した時の挨拶
夕方。
出勤をして事務所に入ると日勤の方々がテレッサと言う日報を書いておられます。
その日の仕事が終わり雑談まじりにお話されているそこに…
お疲れ様です～
と入っていくと
ああ～お疲れ
日勤のおばちゃん数人も同じ言い方で返してくださり
そして…
みなさん お加減どうですか？
お加減とは体調のことですね。
わたしは月に８回夜勤に入っていますが毎日出勤するわけではありません。
たまに連勤もありますが大体１回出勤すると2日ぐらい間が開き平均すると1週間に２回のペースで勤務をすることが多いです。
その2日の間になにがあったのかをお聞きするのが出勤してまず最初の出だしに….
大きなスティールのロッカーから介護記録日報なるバインダーを取り出しその日その日の記録を読みながら利用者さんのお加減を聞き出して行くと
なんも変わったことないな～
そうですか…と返事をしながらわたしの一番気になる部分を確認していきます。
同時にナースさんが書いている申し送りノートも確認しながら
〇〇さん きのーも今日もピコ入ってますが
30滴も？
さぁ～知らんわ
まったくの他人事であり２日連続でピコが３０も入っている…
その〇〇さん 日勤帯で出ました？
出てへんで～
はぁ…
今晩は嵐になりそう…
とつぶやきながらユニフォームに着替えて夜勤が始まるのです。
出てるか出てないか
高齢の利用者さんは日中ご自分の居室で寝ておられるかリビングと呼んでいる食堂でテレビを見ておられます。
歩ける利用者さんはリビングに来られますが歩けない利用者さんは１日中ベッドの中に。
つまりほとんど動かずに過ごしておられるので腸の動きも悪く大体の利用者さんには下剤が処方されておられます。
下剤の種類もたくさんあり食後に服用される錠剤やら粉になっていてお湯で溶かして服薬されるものもありその人のお身体の状態で決められています。
ピコ…
わたしが勤めている施設ではそう呼んでいますが過去の施設ではラキソとかの言い方の施設もありました。
今調べてみますと
ピコスルファートナトリウムが本名のようですね。
これを略してピコと呼んでいますがラキソを調べてみますと内容は同じもので正式名称がピコスルファートと言う名前になりラキソベロンは通称となっています。
どっちでもなんでもいいんですが恐ろしい名前のピコ…
簡単に
ピコ30らしいで～
とか言うな。
勿論
そんなことは恐ろしくて言いません。
ただ、30滴ともなると💩の海になるので戦々恐々の始まりになるわけです。
どうしても💩を出させないといけない。
これは介護の世界では当たり前のことで食事を取ってないことよりも数段💩の出具合が重要となります。
なので出勤しての挨拶ではまず介護記録の排泄表なるものに最初の目が行くんですね。
下剤の種類
ピコと言う名前の液体の下剤もですが錠剤やら粉やら下剤には色々な種類があると上でお話しました。
うちの施設で使用されているものは…
〇ヨーデル よく出るからとつけた人が考えたのでしょうが笑える名前の下剤です。
こうしてブログに書くので調べてみました。
いいですね～勉強にもなりますし。
ヨーデルとは緑の小粒の錠剤です。効能は
小腸や大腸などを刺激することで排便を促す薬
らしいです。
〇センノ ピンクの小粒の錠剤です。
ヨーデルと同じ効果があるそうで本名はセンノサイドと言うお薬です。
同じ薬なのに人によってヨーデルとセンノを使い分けてるのはどうしてでしょうね。
ナースさんにお会いすることがあれば聞いてみたいと思います。
次に
〇アローゼン 黄色の袋に入っている茶色の顆粒です。少しのお湯に溶かして服用して頂いています。
検索してみると高齢者に多い「弛緩性便秘」によく効くお薬だそうです。
センノの実をつぶしてるものと書いてありましたが匂いが臭いです。
〇モビコール 少し大きめの袋に白い粉が入っていてこちらも50ｃｃぐらいのお湯に溶かして服用していただきます。
これよく効くんですよね～
これ服用して頂いている人はたえず💩が出ている印象です。
後はみなさん大体夕食後のお薬の中に入っているマグ。
これも調べてみると本名は酸化マグネシウムと言うものだそうです。
白い少し大きめの錠剤で結構指でも押すと割れてしまう柔らかいお薬です。
飲み込みにくい利用者さんも多いのでわたしは半分に潰して服用していただくことがあります。
後はピコを錠剤にしたものとか大体うちの施設で使用している下剤は以上となりますが
ただ下剤と簡単に言っていましたがそれぞれ💩を出やすくするまたは柔らかくする効果とか色々あったんですね。
予想が外れると
昨晩は夜勤でした。
出勤しての流れはお話しましたが介護記録を見て見ると
うっふっふー
今日は誰もピコがはいってないわぁ
しかも今日全員が出てる…
となるとマイナス0なのでこれは楽ちんだわ～と嬉しくなりました。
マイナス0と言うのはその日に💩が出ているので記録的には排泄に問題がない。
💩の海もないし～
これはラッキーと休憩時間には携帯漫画を読みあさり前半はのんびりと過ごしていたんですね。
時間が来てラウンドを回る時にはルンルンしながら….
すると二階のトイレに人影がありました。
二階のトイレを使用する人は一人しかいません、しかもその人はさっきトイレに行っている…
ドアを開けるとオムツをしているはずのサカモトさんがオムツとパットを捨てているところに遭遇をしました。
サカモトさん 何してるん
無言のサカモトさんは歩き方も変です。
そして💩の匂いがぷ～んとしているじゃないですか。
慌ててサカモトさんのジャージの中を確認すると何もつけておらず💩まみれになっておられました。
きゃ～っっ
きっと💩が出てしまい気持ち悪かったんでしょうね。
トイレに捨てていたオムツその他にもべっちょり💩がついていました。
足首まで流れ落ちてる💩を見ると….
居室にお連れして処理を…いやそんな状態じゃなかったので一階にお連れしてお風呂で下半身シャワーで洗い流し急いでまた居室に戻りジャージとオムツやらパットやら持ってきてお風呂場でつけて頂いたんですね。
この時点ですでに汗だくになりながらそれでもなんとか処理をしてサカモトさんを居室にお連れして寝て頂きました。
そして次はホッタさんの居室に入るともうすでに匂いが充満しています。
まさか…
まさか….
ビビりながら布団をめくるとジャージの外まで💩が染み出して敷きシーツまで茶色に染まっているではありませんか。
こう言う場合、わたしは一旦冷静になるためにも布団をもう１度かけて考えます。
まずどうしたらいいんだろう、何がいるんだろうと一瞬の間に頭にそれらを思い浮かべ思いつく全ての物を用意してから再度お布団をめくりながらホッタさんに
寝てるとこごめんやけど着替えるで～
するとホッタさんは認知症で意思疎通が出来ない方なので
ややこしいことすんなーっ
ややこしいことちゃうねん 💩漏れてるから…
お着換えしよな～と優しく声をかけますが
いらんことすんなーっっ
いらんことちゃうねん 気持ち悪いやろ？
出ていけー アホぉぉ～
いくら説明しても理解をされません。
そやな～嫌やんな～寝てるしな～ごめんやで～とか交わしながらズボンを脱がして駄々漏れになってる下半身を温かいタオルで拭きとりそれだけではキレイにならないのでボトルのお湯で下半身中を洗い流しなんとか処理をしたと思ったその瞬間に放尿を….
しかもホッタさんはおしっこの量がかなり多い方なので30秒ぐらいおしっこを出したままでした。
ため息をつきながら終わるのを待ってよく見て見ると💩で汚れた下半身だけではなく体の向きが悪かったんでしょうね。上半身おしっこにまみれてしまいました。
着替えさせるはずのジャージのズボンだけではなく肌着やトレーナーもまた引き出しから出してこなくてはなりません。
しかもホッタさんはこちらが何をしようとしてるのかが理解出来ないので着替えさせるためにベッドに座っていただくのも一苦労です。座って頂くために上半身を支えて起こそうとするわたしに
何するんじゃーっっ
と手を払いのけてのけ反り始めました。
これ…
夜中の２時です。
ご理解されなくてもそのままにはしておけません。
なんとかかんとか言いながら服を全部脱がしてホットタオルで拭き上半身先に服を着ていただきベッドに横になって頂きながら新しいオムツをつけていきます。ズボンをはかせる時点で足をバタバタされ抵抗されますがそれでも足首を捕まえてズボンをはかせ全て終わった後に顔から汗がポタポタ落ちてきました。
ふぅ～なんとかなった
綺麗になってすっきりしたホッタさんは笑顔になりました。
やっぱり気持ち悪かったんでしょうね。
サカモトさんとホッタさんの処理には合計40分ほどかかり
予想が外れたわぁ
こうなるともう次の人がどんな状態になっていても怖くはありません。
夜勤と言うのはその日必ず連鎖するので次も💩の嵐だろうな～とトボトボ夜中の廊下を歩いて次の居室に向かいました。
ラウンドが終わって事務所に戻り窓を開けて外の空気を吸ってみました。
見上げると東の空にオリオン座が….
予定では出るはずじゃなかった💩
しかもどの方も駄々漏れになっておられました。
はぁ～とため息つきながら洗濯室に入り💩にまみれた衣類を手でこすり洗いしながらふと気がついたこと。
しまった～ホッタさんのシーツ敷いてない
きっと寝てるに違いない….
シーツは朝になって朝食でお留守の時に敷いておこう….
当たり外れのある夜勤ですが夜中のオリオン座が見れることが嬉しいことかもしれません。
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